俺様王子様
(三咲くんって、いつもたくさんの友達に囲まれてるなぁ…)
食堂で友達に囲まれて笑いながらランチをしている三咲くんを見て思った。
「朱莉ちゃん、何かありましたの?」
そんなあたしを見て杏菜ちゃんは言った。
あたしは一瞬ためらったけど、三咲くんに好きだと言われたことを打ち明けた。
「そうでしたの。…まさか三咲様が朱莉ちゃんを」
そう言う杏菜ちゃんはちょっとだけ興味深々な目をしていた。
「…三咲くんと話してると楽しいなぁって思うの。変に気を遣わないで、普段の自分でいられるんだ」
「…」
「そういう人と一緒になった方が毎日楽しいのかな…?」
あたしがそう言うと、杏菜ちゃんは何も言わずに黙ってしまった。
時計を見るともうすぐディナーの時間だ。
(さすがにもう倒れるわけには行かないよなぁ…。コンビニ行けばいいかな?)
未月と神藤さんが一緒にいるのをディナーの時間まで見たくないあたしはそんなことをぼんやり考えていた。
食堂で友達に囲まれて笑いながらランチをしている三咲くんを見て思った。
「朱莉ちゃん、何かありましたの?」
そんなあたしを見て杏菜ちゃんは言った。
あたしは一瞬ためらったけど、三咲くんに好きだと言われたことを打ち明けた。
「そうでしたの。…まさか三咲様が朱莉ちゃんを」
そう言う杏菜ちゃんはちょっとだけ興味深々な目をしていた。
「…三咲くんと話してると楽しいなぁって思うの。変に気を遣わないで、普段の自分でいられるんだ」
「…」
「そういう人と一緒になった方が毎日楽しいのかな…?」
あたしがそう言うと、杏菜ちゃんは何も言わずに黙ってしまった。
時計を見るともうすぐディナーの時間だ。
(さすがにもう倒れるわけには行かないよなぁ…。コンビニ行けばいいかな?)
未月と神藤さんが一緒にいるのをディナーの時間まで見たくないあたしはそんなことをぼんやり考えていた。