俺様王子様
図書館で本を借りたあと、その足で材料も買いに出かけた。
あたしは、バスケットボールを立体的に作って名前をボールに刺繍しようと思っていた。
材料を選んでるだけでもなんか楽しい。
(杏菜ちゃんにもなんか作ろ♪)
あたしはキラキラしたビーズも数種類買って寮に帰った。
さっそく材料を広げて作成に取り掛かった。
あたしは熱中しすぎていつものように未月の気配を伺うことを忘れていた。
「はいっ!杏菜ちゃん‼︎」
翌朝、夕べ作ったビーズのブレスレットを杏菜ちゃんに渡した。
包みを開けると、
「まあ、とても素敵‼︎これ、朱莉ちゃんが作ったんですの?」
「うん!」
「嬉しい‼︎大切にしますわ」
と言ってくれた。
あとは、この御守りを三咲くんに渡すだけ。
いつものようにすれば簡単に渡せるはずなのに、緊張してバッグから出せない。
あたしは、バスケットボールを立体的に作って名前をボールに刺繍しようと思っていた。
材料を選んでるだけでもなんか楽しい。
(杏菜ちゃんにもなんか作ろ♪)
あたしはキラキラしたビーズも数種類買って寮に帰った。
さっそく材料を広げて作成に取り掛かった。
あたしは熱中しすぎていつものように未月の気配を伺うことを忘れていた。
「はいっ!杏菜ちゃん‼︎」
翌朝、夕べ作ったビーズのブレスレットを杏菜ちゃんに渡した。
包みを開けると、
「まあ、とても素敵‼︎これ、朱莉ちゃんが作ったんですの?」
「うん!」
「嬉しい‼︎大切にしますわ」
と言ってくれた。
あとは、この御守りを三咲くんに渡すだけ。
いつものようにすれば簡単に渡せるはずなのに、緊張してバッグから出せない。