俺様王子様
俺様王子様
今日はいよいよ未月がドイツに立つ日。
もし、未月があたしの目の前からいなくなれば少しは気持ちも変わるのかもしれない。
(こんな広い部屋、1人で使うことになるのかな…?)
いつも未月はソファーに深く腰掛けていた。
未月がいたそこを見ると何だか目頭が熱くなる。
登校して早々、あたしたちは体育館に集合させられる。
みんなで列を作っていると、担任の先生に
「桜村さん、急で悪いんだけど町屋くんへのお別れの挨拶してくれないかな?」
「きゅ、急に言われても何の用意もしてないしできません!」
「仲良かったみたいだし、寮でも同部屋なんだから頼む!」
先生はそれだけ言うとさっさと職員の席に戻ってしまった。
(何話せばいいんだろ…。っていうか突然過ぎて無理だよー‼︎)
あたしは挨拶のことで頭がいっぱいだった。
もし、未月があたしの目の前からいなくなれば少しは気持ちも変わるのかもしれない。
(こんな広い部屋、1人で使うことになるのかな…?)
いつも未月はソファーに深く腰掛けていた。
未月がいたそこを見ると何だか目頭が熱くなる。
登校して早々、あたしたちは体育館に集合させられる。
みんなで列を作っていると、担任の先生に
「桜村さん、急で悪いんだけど町屋くんへのお別れの挨拶してくれないかな?」
「きゅ、急に言われても何の用意もしてないしできません!」
「仲良かったみたいだし、寮でも同部屋なんだから頼む!」
先生はそれだけ言うとさっさと職員の席に戻ってしまった。
(何話せばいいんだろ…。っていうか突然過ぎて無理だよー‼︎)
あたしは挨拶のことで頭がいっぱいだった。