俺様王子様
「なんつーかさ、うまく言えないけど、海外に友達できたって思えばさみしくないんじゃない?」
「え…?」
「元気ないの、鏑木さんがイギリス行っちゃうからじゃないの?」
「なんで…」
「わかるよ、桜村さん見てれば」
「…セレブはさ、さみしくないの?あたしはこんなこと初めてで、杏菜ちゃんから聞いたときすごくショックだった」
「うーん…。俺たち、会社の跡取りだったりで家の都合ってやつに振り回されるのは当たり前なとこあるからなぁー。そういうところは麻痺しちゃってんのかもしんない」
「そうなんだ…」
「そんなさみしそうな顔すんなって!一生のお別れじゃないんだから。世界は繋がってるんだし、桜村さんと鏑木さんはその程度の仲良しじゃないんでしょ?」
そう言ってあたしの頭をポンポンしてくれた。
「うん…!ありがとう」
なんとなく心に引っかかってた部分を三咲くんが取ってくれたようなそんな気がした。
「え…?」
「元気ないの、鏑木さんがイギリス行っちゃうからじゃないの?」
「なんで…」
「わかるよ、桜村さん見てれば」
「…セレブはさ、さみしくないの?あたしはこんなこと初めてで、杏菜ちゃんから聞いたときすごくショックだった」
「うーん…。俺たち、会社の跡取りだったりで家の都合ってやつに振り回されるのは当たり前なとこあるからなぁー。そういうところは麻痺しちゃってんのかもしんない」
「そうなんだ…」
「そんなさみしそうな顔すんなって!一生のお別れじゃないんだから。世界は繋がってるんだし、桜村さんと鏑木さんはその程度の仲良しじゃないんでしょ?」
そう言ってあたしの頭をポンポンしてくれた。
「うん…!ありがとう」
なんとなく心に引っかかってた部分を三咲くんが取ってくれたようなそんな気がした。