俺様王子様
「あ、ありがとう。杏菜ちゃんといっぱい話せてよかった!」
「そっか。よかったな」
「うん!」
「鏑木のこと、気持ち良く見送ってやれるか?」
「うん!見送れるし、心からおめでとうって言えるよ‼︎」
あたしはそう未月に言い切った。
でも、こうやって言えるのも未月のおかげだ。
未月の口から、はっきり想いを聞いたわけじゃない。
だけどこんなふうにしてくれたってことはあたしを見ていてくれたからだよね?
あたし、ちょっとだけ自惚れてもいいよね?
またいつか会えると分かっていても、やっぱりあたしは空港で大泣きしてしまった。
クラスメイトや山神くんファンに見送られて杏菜ちゃんは飛び立った。
杏菜ちゃんが掴んだ幸せ、あたしも掴めるといいなぁ…。
「そっか。よかったな」
「うん!」
「鏑木のこと、気持ち良く見送ってやれるか?」
「うん!見送れるし、心からおめでとうって言えるよ‼︎」
あたしはそう未月に言い切った。
でも、こうやって言えるのも未月のおかげだ。
未月の口から、はっきり想いを聞いたわけじゃない。
だけどこんなふうにしてくれたってことはあたしを見ていてくれたからだよね?
あたし、ちょっとだけ自惚れてもいいよね?
またいつか会えると分かっていても、やっぱりあたしは空港で大泣きしてしまった。
クラスメイトや山神くんファンに見送られて杏菜ちゃんは飛び立った。
杏菜ちゃんが掴んだ幸せ、あたしも掴めるといいなぁ…。