本当の居場所


彼の家に着き、中へと入る。

外観もきれいだけど、中もすごくきれい。

きっときれい好きなお母さんなんだな。


リビングに入ると、カバンを置く。


「じゃあ…作るね」


そう言ってキッチンへと向かう。


「手伝おうか?」


優しい言葉をかけてくれる彼。


「ううん、大丈夫」


手伝ってもらいたいのは山々だけど、ドキドキしてきっと料理どころじゃなくなるから。




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