キミトワタシ

「わからないけど。たぶん、だからな。」



「・・・私、熱直して、元気になって、美紗にいう言葉、ちゃんと考えてから、美紗に会うよ。」



「よかった。」



「どうして?」



「だって、今のまま外でてったら、悪化するぞ。」



「そっか。・・・ゴメンネ?遼くん・・・。」



「気にすんな。ホラッ早く寝ろ!」



「うん・・・。」




 やっぱり遼くんは優しいよ・・・。私のこと、心配してくれてる・・・。

 私の初めて恋をした相手は、とても優しい人・・・。




この部屋…。なんにも色がない…。


殺風景なカンジ…。



ん…?色………?


そういえば最近ワタシイロって考えてなかったなぁ……。



いや、考えなくて良かったのかな?ワタシイロって考えてると、頭使うから疲れちゃうんだよね……。





「ワタシイロ………かぁ………。」




いったいなんなんだろう。


ワタシイロって………。
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