キミトワタシ
 ~昼休み~

「さ、坂本君!」


「・・・ん?」


 坂本君はすこしびっくりしたらしく、顔がびくびくしていた。


 クスッ


「あ、あの、えっと・・・。その・・・。けっ携帯持ってる!?」


「・・・」


 うっわー・・・。何はなしていいかわからなくなっちゃって、携帯の話しちゃったよぉっ・・・。


引いてるよねっ。


絶対引いてる!



「持ってるよ。どうしたの?」


 え・・・。答えてくれた。なんだか嬉しいな・・・。

「あ、えっとっ。・・・。」

 ワタシは顔が真っ赤になった。


「・・・?」


 何やってるんだろう。紙になんか書いてる・・・。



「ハイ。」



「?」



「け、ケー番とメアド。聞きたがってたような気がして・・・。」



「あ、アリガトウ!!登録しておくねっ。あっ。遼君でいいかなっ。」



 な、なになれなれしく聞いちゃってんのよっ。今度こそ絶対引いてるっ。



「・・・いいよ。」


「ほ、ほんと!?」



「・・・うん。」



 う、嬉しい!遼君っ・・・。アリガトっ。チョー嬉しいっ!

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