キミトワタシ
「ありがとな!小坂!またな!」



「う・・・うん・・・。」



 よかった・・・。遼君・・・。私とまた話してくれた・・・・。





 

“ピーンポーン”



「はい・・・」



「綺羅・・・。どうした?風邪でも引いた?」



「りょ・・・クン・・・」



 どうしよう・・・。一応・・・。熱はあるんだけど・・・。

 体も顔も傷だらけだし・・・。

 でも・・。遼君に嘘つきたくない・・・。

 

 ・・・・でもっ・・・。



「う、うん。ちょっと熱でちゃってっ・・・。あ!でも大丈夫だよ?ちょっとした風邪だし!・・・」



「そっか・・・。ホントに大丈夫?」



「うん!ホラ!声でわかるでしょ?明日・・・。明日は学校行くからっ」




 遼君は、わかった。っと言って帰って行った。

 ・・・嘘・・は、ついてないよね・・・?

 




< 43 / 108 >

この作品をシェア

pagetop