キミトワタシ
「あ、持田君先教室帰ってていいよ?私もうちょっといるから・・・。」
「そう?わかった。んじゃあね」
「うんっ。」
ガチャ・・・。
「ふぅ・・・。」
遼くんの寝顔・・・。カワイイかも。
このまま時がとまってくれればいいのにな。このまま・・・。
パチッ
「き、綺羅?」
「りょ、遼くんっ。目覚めたの!?」
「あれ・・・?俺どうして保健室にいるんだ?・・・教室もどんないと・・・。」
「だ、だめだよ!動いたらッ。熱があるんだからっ・・・。」
バッ・・・。
「ひゃわっ!・・・。」
バフッ
ワタシは遼の上にのっかってしまった。
「いったー・・・。」
「き、綺羅・・・。」
「あっ!ご、ごめんっ!今おりるからっ・・・。」
び、びっくりしたぁ・・・。心臓がバクバクいってるよっ・・・。
グイッ。
「・・・遼くん・・・?」
「このままでいて・・・。」