きみにこい
祐真に彼女が出来るのは初めての事じゃないけど、彼女が出来たと知ると毎度の如くあたしは嫉妬して祐真に文句を言って祐真に怒られて喧嘩をする。
喧嘩してしばらく口を聞かなくなるそれがたまらなく嫌なのだ。
あたしがネチネチ言わなければ良い問題なのかもしんないけどそれでも言うのを我慢出来ない。てゆーか怒りを抑えられない。
どこまでも自己中なあたし。
祐真に見てもらえないのも当たり前かもしれない。
学校に着くと良佳に真っ先に抱き着いた。「気持ち悪いなぁ、どうしたの?」と聞いてくれる面倒見の良い友達である。