2D×3D
「イワ、はぐれる。手を…。」
「私と手なんか…。」
「いい。ほら…友達だろ?」
「…そうですね。後でお消毒した方が…」
「…君は汚れてない。」
なんで。


なんでそんなんなんだ。


お前の手は『情』をうみだしているんだ。
溺れているこや、悲しんでるひとも助けた手だ。
「君は…いいよ。」

「!?」
「あ、そ、そうだ!ここでも行かない?」

偶然見つけた漫画喫茶。

そしてここもでかでかと『情』のアニメ化の広告が。

「…つくづく、おれ、大物と友人…なんだな。まぁ、俺も人気者だけど。」
「いえいえ。山野先生をこすまでは。」
二人でのんたりしていた。…が。
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