忠犬ハツ恋
シャロンに着くと檜山君は真っ先に私を厨房まで連れて行く。
そこには光太郎お兄さんが居た。
「兄貴、頼む。
こいつ送ってやって。後は俺がやっとくから。」
お兄さんは私達を見て目を丸くした。
「お前ら傘持ってて何でずぶ濡れなんだよ?」
檜山君はお兄さんの問いには答えず、
「タオル取ってくる」と裏に消えた。
お兄さんは心配そうに私を見るが、私は俯く事しか出来なかった。
しばらくすると檜山君がバスタオルを手に戻って来た。
バスタオルを私の頭からかけると更にその上から黒のダウンジャケットをかける。
「風邪ひくなよ!」
「……ごめん……。」
そこには光太郎お兄さんが居た。
「兄貴、頼む。
こいつ送ってやって。後は俺がやっとくから。」
お兄さんは私達を見て目を丸くした。
「お前ら傘持ってて何でずぶ濡れなんだよ?」
檜山君はお兄さんの問いには答えず、
「タオル取ってくる」と裏に消えた。
お兄さんは心配そうに私を見るが、私は俯く事しか出来なかった。
しばらくすると檜山君がバスタオルを手に戻って来た。
バスタオルを私の頭からかけると更にその上から黒のダウンジャケットをかける。
「風邪ひくなよ!」
「……ごめん……。」