忠犬ハツ恋
「あ、お前に報告しとかなきゃな。」
檜山君は制服のポケットから携帯を取り出してある画像を私に見せた。
それは……メイドの写メ。
かなりアップで撮影してあるし、微妙な角度からの画だから顔はハッキリ分からない。
「これならいいだろ?」
これは紛れもなく私の身代わりでメイド姿になったサクラさんだった。
「サクラさんにお礼言わなきゃね、私。」
「礼なんて要らね〜よ。あいつはノリノリでやってんだから。」
檜山君は無意識にテーブルの上に置いておいた白石家の常備薬の風邪薬に手を伸ばした。
「やっぱり風邪薬はこれに限るよな。」
そう言いながらある事に気付く。
檜山君は制服のポケットから携帯を取り出してある画像を私に見せた。
それは……メイドの写メ。
かなりアップで撮影してあるし、微妙な角度からの画だから顔はハッキリ分からない。
「これならいいだろ?」
これは紛れもなく私の身代わりでメイド姿になったサクラさんだった。
「サクラさんにお礼言わなきゃね、私。」
「礼なんて要らね〜よ。あいつはノリノリでやってんだから。」
檜山君は無意識にテーブルの上に置いておいた白石家の常備薬の風邪薬に手を伸ばした。
「やっぱり風邪薬はこれに限るよな。」
そう言いながらある事に気付く。