忠犬ハツ恋
檜山君を家に上げるんじゃなかった…。
後悔が荒波のように押し寄せる。

"体が火照ってる間に寝てしまえよ"

これじゃあ何が原因の体の火照りか分からない。

卵酒か?風邪薬か?檜山君の投薬か?

でも口の中はまだ卵酒の甘い余韻に浸っていた。

アレはただの投薬治療!
ただの医療行為!!

そう思おうと必死になった。
でも必死になればなる程檜山君の柔らかな感触が蘇る。

あんな荒々しいキス…初めてだった。
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