忠犬ハツ恋
一限目の始業のチャイムと共に人集りが散り散りになったから私はようやく席につく事が出来た。
「なぁ白石。何でモーニングコールしてくんねぇの?」
「檜山君もうちゃんと起きて学校に出て来れてるじゃない。モーニングコール、必要ないでしょ?
私はもう檜山君に構ってられないの!」
私はなるべく彼の唇が視界に入らないように努めた。
「お前さぁ、風邪、治ってんだろ?何でマスク?」
「何で?って……?」
檜山君は上体をこちらに近付けると耳元で囁いた。
「意識してんだろ?」
「なっ!そんなわけ無いでしょ!
これは風邪の予防、ウイルス拡散防止のためです!!」
そう叫んだ時、副担任の現国の山崎先生が目の前に立っていた。
「風邪の予防、ウイルス拡散防止の為は結構だなぁ白石。
病み上がりでそれだけ元気なら次のページ読んでくれ。」
………。
それもこれも……
全部檜山君のせいだ〜〜!!
「なぁ白石。何でモーニングコールしてくんねぇの?」
「檜山君もうちゃんと起きて学校に出て来れてるじゃない。モーニングコール、必要ないでしょ?
私はもう檜山君に構ってられないの!」
私はなるべく彼の唇が視界に入らないように努めた。
「お前さぁ、風邪、治ってんだろ?何でマスク?」
「何で?って……?」
檜山君は上体をこちらに近付けると耳元で囁いた。
「意識してんだろ?」
「なっ!そんなわけ無いでしょ!
これは風邪の予防、ウイルス拡散防止のためです!!」
そう叫んだ時、副担任の現国の山崎先生が目の前に立っていた。
「風邪の予防、ウイルス拡散防止の為は結構だなぁ白石。
病み上がりでそれだけ元気なら次のページ読んでくれ。」
………。
それもこれも……
全部檜山君のせいだ〜〜!!