忠犬ハツ恋
3歩先行く!!
「結局のところさぁ、美咲と檜山はどこまで行ってんの?」
茜ちゃんは例の漫画の続きを描きながら聞いて来る。
見るとその大学ノート、2冊目に突入していた。
「何処って……。何処でもないよ。
檜山君のお兄ちゃんからは仲良くしてやってくれって言われたけど、檜山君本人からは何も言われてないし…。」
檜山君とキスしちゃった事は茜ちゃんにも言えてなかった。
「檜山から何も言われてないって言うけど、嫌いな人間にモーニングコールは頼まないでしょうよ。
檜山は檜山で大ちゃんと言う存在を知ってるから、美咲に迫って行けないんだろうなぁ。
いいんじゃない、しばらくキープしとけば?」
「キープ?!!
それってすごく失礼じゃない?」
「何言ってんの?!誰にだって悩む期間はあるでしょ?その間複数の人の間で揺れ動くのは仕方ないでしょ?」
「………。」
私、やっぱり揺れ動いているんだろうか…?
茜ちゃんは例の漫画の続きを描きながら聞いて来る。
見るとその大学ノート、2冊目に突入していた。
「何処って……。何処でもないよ。
檜山君のお兄ちゃんからは仲良くしてやってくれって言われたけど、檜山君本人からは何も言われてないし…。」
檜山君とキスしちゃった事は茜ちゃんにも言えてなかった。
「檜山から何も言われてないって言うけど、嫌いな人間にモーニングコールは頼まないでしょうよ。
檜山は檜山で大ちゃんと言う存在を知ってるから、美咲に迫って行けないんだろうなぁ。
いいんじゃない、しばらくキープしとけば?」
「キープ?!!
それってすごく失礼じゃない?」
「何言ってんの?!誰にだって悩む期間はあるでしょ?その間複数の人の間で揺れ動くのは仕方ないでしょ?」
「………。」
私、やっぱり揺れ動いているんだろうか…?