忠犬ハツ恋
しばらくして駐車場に車の停まる気配がして私は慌てて玄関に向かう。
扉を開けた大ちゃんは私の顔を見て開口一番こう言った。
「いい食事会だったみたいだな。
依子おばさん元気だった?」
私は大ちゃんに来客用スリッパを出し、
「めちゃくちゃ元気だったよ!!
お好み焼き、少し冷めちゃったからすぐ温め直すね。」
とキッチンに向かいかけると大ちゃんは私を止めた。
「ごめん美咲。食べてく時間が無い。
持って帰って食べるよ。これから夏期講習の枠を決めるんだ。」
「………そう…?夏は本当に大変だね…?
分かった。お好み焼き持って来る。」
テーブルの上に置いておいたビニール袋を掴み再び玄関に戻る。
大ちゃんはお好み焼きを受け取ると私をぎゅっと抱き締めた。
「受験シーズンが終わったら2人で何処かへ出掛けよう?それまでは余り構ってやれないけど、ごめん。」
「仕方ないよ、それが大ちゃんの仕事だもん。」
扉を開けた大ちゃんは私の顔を見て開口一番こう言った。
「いい食事会だったみたいだな。
依子おばさん元気だった?」
私は大ちゃんに来客用スリッパを出し、
「めちゃくちゃ元気だったよ!!
お好み焼き、少し冷めちゃったからすぐ温め直すね。」
とキッチンに向かいかけると大ちゃんは私を止めた。
「ごめん美咲。食べてく時間が無い。
持って帰って食べるよ。これから夏期講習の枠を決めるんだ。」
「………そう…?夏は本当に大変だね…?
分かった。お好み焼き持って来る。」
テーブルの上に置いておいたビニール袋を掴み再び玄関に戻る。
大ちゃんはお好み焼きを受け取ると私をぎゅっと抱き締めた。
「受験シーズンが終わったら2人で何処かへ出掛けよう?それまでは余り構ってやれないけど、ごめん。」
「仕方ないよ、それが大ちゃんの仕事だもん。」