忠犬ハツ恋
東野に戻って大我と机1つ向かい合って夏期講習の枠を検討していた。
「メシ食って来るくらい待ってやるのに。」
「そんな時間無いだろ?
美咲ん家までの往復の時間だけでも勿体無いのに。」
美咲から受け取ったお好み焼きを大我と分けて食べていた。
「別に何時間もイチャついて来るワケじゃなし…。
まぁ、俺は夕飯のおこぼれに有り付けて有難いけどね。
……って言うかさ、お前本当に美咲ちゃんが高校卒業するまで手ぇ出さないつもりなの?」
「それが美咲の親父との約束。」
「そんなのバレない方法はいくらでもあるだろ?
……まさかお前まだ詩織の事気にしてるんじゃないだろうな?」
「違うよ…。」
外は小雨が降り始めていた。
「メシ食って来るくらい待ってやるのに。」
「そんな時間無いだろ?
美咲ん家までの往復の時間だけでも勿体無いのに。」
美咲から受け取ったお好み焼きを大我と分けて食べていた。
「別に何時間もイチャついて来るワケじゃなし…。
まぁ、俺は夕飯のおこぼれに有り付けて有難いけどね。
……って言うかさ、お前本当に美咲ちゃんが高校卒業するまで手ぇ出さないつもりなの?」
「それが美咲の親父との約束。」
「そんなのバレない方法はいくらでもあるだろ?
……まさかお前まだ詩織の事気にしてるんじゃないだろうな?」
「違うよ…。」
外は小雨が降り始めていた。