忠犬ハツ恋
思考がマイナスに向かい出すと
坂を転がり落ちるようにどんどん気分が落ちて行く。
ヤバイ、泣きそう……。
駅に向かう道のりで瞳に涙が溜まりだした頃
不意に誰かに腕を掴まれ、
東野学習塾方向に引き戻された。
「え?」
その後ろ姿は黒のシャツに黒のズボン。
茶色のギャルソンエプロンに茶色のキャスケット。
当然この格好、大ちゃんでは無い。
「ちょっ!誰?離して!!」
東野学習塾から1番近い横断歩道に着いて、その人は信号待ちでようやく止まった。
坂を転がり落ちるようにどんどん気分が落ちて行く。
ヤバイ、泣きそう……。
駅に向かう道のりで瞳に涙が溜まりだした頃
不意に誰かに腕を掴まれ、
東野学習塾方向に引き戻された。
「え?」
その後ろ姿は黒のシャツに黒のズボン。
茶色のギャルソンエプロンに茶色のキャスケット。
当然この格好、大ちゃんでは無い。
「ちょっ!誰?離して!!」
東野学習塾から1番近い横断歩道に着いて、その人は信号待ちでようやく止まった。