忠犬ハツ恋
プリント3枚みっちり勉強した。

もし寝ちゃったらどうしようと心配もしたのに、あくびする暇も無い程のテンポで物事が進んで行く。

急き立てられるような感じはしたが、それは程良い疾走感となって50分はあっという間に過ぎた。
一色先生の教え方は分かりやすくとても面白い。
…ますます東野に通いたくなった。

「体験講座はここまで!
今からプリント回すからそれを書いた奴から解散!
俺の評価をつけてもらうが、俺に遠慮する事なく正直に書けよ。
別に悪く書いた個人を特定して後つけて嫌がらせしたり…多分しないから。」

そう言うとクラスがワッとわいた。

私は一色先生に最高評価をつけておいた。
< 181 / 466 >

この作品をシェア

pagetop