忠犬ハツ恋
7階に着くと一色先生はエレベーターホールでカフェオレのパックジュースを2つ買い、
私を手招きして"指導室"と書かれた部屋に案内した。
中央に長机が1つと向かい合うように置かれた椅子が2脚、一色先生はその1つに座るように手で示す。
「ここなら誰も来ない。
さて、当ててやろうか?美咲ちゃんの変装の理由。」
一色先生は楽しそうに微笑んで私の前にカフェオレのパックジュースを片方置いた。
「いつから分かってたんですか?私だって。」
「教室に入った瞬間。」
「えっ??」
「だって体験に来てるのにずっと俯いて顔を上げようとしなかったろ?怪しさ満載!」
変装は…さして効果が無かった。
私は慣れない眼鏡を外すとバッグにしまった。
私を手招きして"指導室"と書かれた部屋に案内した。
中央に長机が1つと向かい合うように置かれた椅子が2脚、一色先生はその1つに座るように手で示す。
「ここなら誰も来ない。
さて、当ててやろうか?美咲ちゃんの変装の理由。」
一色先生は楽しそうに微笑んで私の前にカフェオレのパックジュースを片方置いた。
「いつから分かってたんですか?私だって。」
「教室に入った瞬間。」
「えっ??」
「だって体験に来てるのにずっと俯いて顔を上げようとしなかったろ?怪しさ満載!」
変装は…さして効果が無かった。
私は慣れない眼鏡を外すとバッグにしまった。