忠犬ハツ恋
「今日ね、偶然外で一色先生に会ったの。
それで少し話したんだけど……。」
もしかして大我が詩織の事をバラしたんじゃないかとドキッとした。
俺は重たい体を起こし、美咲の電話に集中する。
「大ちゃん、一色先生の好きな人知ってる?
」
「は?」
話が思いも寄らないところへ飛んで俺は素っ頓狂な声を上げた。
「一色先生片想いしてるんだって。
近くにいるのに、なかなか手が届かない人って言ってた。
一色先生って女の人に不自由しないタイプだと思ってたから意外で…。
相手の人、どんな人なんだろうな?って…。」
大我が片想い?
そんなの始めて聞いた…。
それならそうとどうして俺に言ってくれないんだ。
「いや、俺も知らない…。」
「そっか、なら別にいいの。
ゴメンね、寝るとこだったんでしょ?
声が寝てる。」
「シャワー浴びなきゃならなかったんだ。電話もらって助かった。じゃあ、お休み。」
「お休みなさい。」
それで少し話したんだけど……。」
もしかして大我が詩織の事をバラしたんじゃないかとドキッとした。
俺は重たい体を起こし、美咲の電話に集中する。
「大ちゃん、一色先生の好きな人知ってる?
」
「は?」
話が思いも寄らないところへ飛んで俺は素っ頓狂な声を上げた。
「一色先生片想いしてるんだって。
近くにいるのに、なかなか手が届かない人って言ってた。
一色先生って女の人に不自由しないタイプだと思ってたから意外で…。
相手の人、どんな人なんだろうな?って…。」
大我が片想い?
そんなの始めて聞いた…。
それならそうとどうして俺に言ってくれないんだ。
「いや、俺も知らない…。」
「そっか、なら別にいいの。
ゴメンね、寝るとこだったんでしょ?
声が寝てる。」
「シャワー浴びなきゃならなかったんだ。電話もらって助かった。じゃあ、お休み。」
「お休みなさい。」