忠犬ハツ恋
「どこに行くの?」
「ん?イイトコ。」
大ちゃんの車は海沿いの道を軽快に走っていた。
「今日、塾休み?」
「塾長が休みをくれた。
この間塾長に話したんだよ、美咲の事。
そしたら塾長の姪っ子さんがウェディングのプランナーなんだって。
今日お得なブライダルフェアがあるらしいから行って来いってさ。」
「えっ?でも2年も先の話だよ?」
「人気のある式場やドレスは2年前の予約も珍しくないらしい。もし気に入ったのが見つかったら決めたら?」
もし気に入ったのが見つかったら、って……
2年経つ間に好みとか流行とか変わってしまうんじゃないだろうか……?
大ちゃんの車は最近新しく出来た上品な洋館風の式場に滑り込んだ。
「ん?イイトコ。」
大ちゃんの車は海沿いの道を軽快に走っていた。
「今日、塾休み?」
「塾長が休みをくれた。
この間塾長に話したんだよ、美咲の事。
そしたら塾長の姪っ子さんがウェディングのプランナーなんだって。
今日お得なブライダルフェアがあるらしいから行って来いってさ。」
「えっ?でも2年も先の話だよ?」
「人気のある式場やドレスは2年前の予約も珍しくないらしい。もし気に入ったのが見つかったら決めたら?」
もし気に入ったのが見つかったら、って……
2年経つ間に好みとか流行とか変わってしまうんじゃないだろうか……?
大ちゃんの車は最近新しく出来た上品な洋館風の式場に滑り込んだ。