忠犬ハツ恋
光太郎お兄さんの手作りピザはとても美味しくて調子に乗って食べ過ぎた。

そもそも今日の午前中のデザートブッフェもちょっと食べ過ぎていた。

気持ち悪くて吐き気がする。

「おい、白石。大丈夫か?」

「ごめん、大丈夫じゃないかも……。
何処かで少し横になってもいい?」

戻せばラクになれる、そんな気はしたが
とてもじゃないが光太郎お兄さんの前で吐き戻すわけには行かなかった。

檜山君は私達のテーブルを簡単に片付けると私を201号室に誘導してくれた。

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