忠犬ハツ恋
私がさっき「大ちゃん!」と叫んだ事で大ちゃんの正体が檜山君にばれた。
檜山君は東野を真っ直ぐに見つめ"参ったな"と言う顔をして呟く。
「まさかよりによってあいつが大ちゃんとはね……。これはちょっと手強いな。」
「???」
檜山君の視線の先を追い私も東野を改めて見るとそこには大ちゃんの車を見送ったんであろう一色先生が立ち尽くしていた。
「ち、違うよ!!一色先生じゃない!」
「だって大ちゃんだろ?
今更嘘ついてどうなる?」
そう言われてみれば一色先生の名前は大我だ。
でもそれなら"ダイちゃん"ではなく"タイちゃん"と呼ぶ。
「あいつが相手だとそりゃ苦労するよ白石。」
もはやどう否定しても伝わりそうに無かった。
この檜山君の勘違い、吉と出るか凶と出るか…。
檜山君は東野を真っ直ぐに見つめ"参ったな"と言う顔をして呟く。
「まさかよりによってあいつが大ちゃんとはね……。これはちょっと手強いな。」
「???」
檜山君の視線の先を追い私も東野を改めて見るとそこには大ちゃんの車を見送ったんであろう一色先生が立ち尽くしていた。
「ち、違うよ!!一色先生じゃない!」
「だって大ちゃんだろ?
今更嘘ついてどうなる?」
そう言われてみれば一色先生の名前は大我だ。
でもそれなら"ダイちゃん"ではなく"タイちゃん"と呼ぶ。
「あいつが相手だとそりゃ苦労するよ白石。」
もはやどう否定しても伝わりそうに無かった。
この檜山君の勘違い、吉と出るか凶と出るか…。