忠犬ハツ恋
今回は授業が少し長く感じた。
前回の一色先生の授業はあっという間だったのに。
この辺が新人って事なんだろうか?

前回と同じように最後に講師の評価を書くプリントが配られる。
私は前回と同じように最高評価をつけておいた。

プリントを回収に来た一色先生が私に1枚のメモを残す。

"この間の7階の指導室で待ってて。
鍵は開いてるから"

一色先生は私にウインクをしてCクラスを出て行った。

後ろから檜山君がやって来る。

「さっさと帰るぞ白石。」

「ゴメン、先にシャロンに行ってて。」

「一色のところに行くのか?」

「檜山君、重ね重ね言うけど一色先生が大ちゃんじゃないからね!」

「知らねぇよ!
好きにすれば?」
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