忠犬ハツ恋
「さて…。ちょっと美咲ちゃんに聞きたい事あってさ。
と言うか、美咲ちゃんが聞きたい事があるんじゃないかと思って。」
私と一色先生は前回同様
長机に向かい合って座っていた。
「私が……聞きたい事…ですか?」
「ちょうど1週間前、深夜にこの辺で大輔を呼ぶ美咲ちゃんの声聞こえたんだよね。
見てたんだろ?大輔の車に詩織が乗るところ。
あの時どこに居たの?」
「………。」
それは紛れもなく朝から大ちゃんとブライダルフェアに行き、午後はサクラさんの誕生日パーティーに参加したあの日の事。
檜山君の201号室から大ちゃんを呼ぶ私の声は、一色先生には届いていた。
「あの後の話、知りたくない?」
大ちゃんを信じると決めた。
だから何も言わない大ちゃんに何も聞かないで来た。
一色先生は何を私に教えようと言うんだろう?
と言うか、美咲ちゃんが聞きたい事があるんじゃないかと思って。」
私と一色先生は前回同様
長机に向かい合って座っていた。
「私が……聞きたい事…ですか?」
「ちょうど1週間前、深夜にこの辺で大輔を呼ぶ美咲ちゃんの声聞こえたんだよね。
見てたんだろ?大輔の車に詩織が乗るところ。
あの時どこに居たの?」
「………。」
それは紛れもなく朝から大ちゃんとブライダルフェアに行き、午後はサクラさんの誕生日パーティーに参加したあの日の事。
檜山君の201号室から大ちゃんを呼ぶ私の声は、一色先生には届いていた。
「あの後の話、知りたくない?」
大ちゃんを信じると決めた。
だから何も言わない大ちゃんに何も聞かないで来た。
一色先生は何を私に教えようと言うんだろう?