忠犬ハツ恋
「体験講座疲れ…かな?」

そう言うと大ちゃんは目を丸くした。

「体験講座?どこの?
もしかして…ウチに来てた?」

私は小さく頷いた。

「参加するなら何で俺に言わないんだよ。
色々工面してやったのに。」

「こっそり行って大ちゃんを驚かせたかったから。」

「そりゃ驚くけど……。」

一色先生は私が体験講座に来ていた事を大ちゃんに話していなかった。
親友と思っていたがこの2人意外と秘密が多いのかも知れない。
< 236 / 466 >

この作品をシェア

pagetop