忠犬ハツ恋
「彼女は違う。
別れた旦那に暴力を振るわれて傷ついていて、その相談にのっただけだ。」
「その相談はホテルじゃないと出来ないの?」
「家に旦那が来て待ち伏せてるって言うから家に送り届けるワケには行かなかった。
彼女をホテルに連れてったのは認める。
でも俺はその後すぐ帰った。
彼女は過去だ。今更もう何も無いよ。」
「詩織さんは過去にしてない。
私に会えたら婚約破棄するようお願いするつもりだって。」
「婚約破棄?冗談だろ?」
「私だって破棄なんてしたくない。
だから大ちゃんのモノにしてって言ってるの。
不安で不安で仕方無いの!」
大ちゃんは私と目を合わせようとしない。
「そうすればお前の気持ちは晴れるのか?
違うだろ?そういうもんじゃない。
俺は忠伯父さんと約束した。その約束を違えるつもりはないよ。」
別れた旦那に暴力を振るわれて傷ついていて、その相談にのっただけだ。」
「その相談はホテルじゃないと出来ないの?」
「家に旦那が来て待ち伏せてるって言うから家に送り届けるワケには行かなかった。
彼女をホテルに連れてったのは認める。
でも俺はその後すぐ帰った。
彼女は過去だ。今更もう何も無いよ。」
「詩織さんは過去にしてない。
私に会えたら婚約破棄するようお願いするつもりだって。」
「婚約破棄?冗談だろ?」
「私だって破棄なんてしたくない。
だから大ちゃんのモノにしてって言ってるの。
不安で不安で仕方無いの!」
大ちゃんは私と目を合わせようとしない。
「そうすればお前の気持ちは晴れるのか?
違うだろ?そういうもんじゃない。
俺は忠伯父さんと約束した。その約束を違えるつもりはないよ。」