忠犬ハツ恋
私のその発言のせいで、私達は事実確認の為
別々の場所に連行された。
私の元には1時間後にお母さんが血相を変えてやって来た。
お母さんは補導員の方々に平謝りすると私を引き取り車に乗せた。
さっきまで表情の固かったお母さんも車に乗った途端明るく語り掛けてくる。
「もう!驚いたわよ!
美咲を補導したって連絡来た時は。」
「ごめんなさい…。」
「最初に"従兄弟です"って言わなかったの?」
「言っても信じて貰えなかった…。」
「そう。
にしてもどうしてあんなところを大ちゃんと歩くのよ?
捕まるに決まってるでしょ?
お父さんが知ったら卒倒するわよ。」
「………。
大ちゃんは?」
「大ちゃんは…もう少しかかるでしょうね。」
「そう…。」
「大ちゃんと何かあった?」
「ううん…。」
お母さんはそれ以上何も聞かなかった。
別々の場所に連行された。
私の元には1時間後にお母さんが血相を変えてやって来た。
お母さんは補導員の方々に平謝りすると私を引き取り車に乗せた。
さっきまで表情の固かったお母さんも車に乗った途端明るく語り掛けてくる。
「もう!驚いたわよ!
美咲を補導したって連絡来た時は。」
「ごめんなさい…。」
「最初に"従兄弟です"って言わなかったの?」
「言っても信じて貰えなかった…。」
「そう。
にしてもどうしてあんなところを大ちゃんと歩くのよ?
捕まるに決まってるでしょ?
お父さんが知ったら卒倒するわよ。」
「………。
大ちゃんは?」
「大ちゃんは…もう少しかかるでしょうね。」
「そう…。」
「大ちゃんと何かあった?」
「ううん…。」
お母さんはそれ以上何も聞かなかった。