忠犬ハツ恋
亜希子先生との話を終えて生徒指導室を出ると廊下に望月さんが立っていた。
「驚いた。
白石さんの従兄弟で婚約者って筧戸先生だったんだね。
パパが白石さんをとやかく言うけど私が説得しておいたから。」
望月さんの言い方が何だか恩着せがましくて対応に困る。
「あ、…ありがと……。」
「でもね、パパもママも高校生でホテル街を歩くような子とは距離を置きなさいって言うの。
だから…ゴメンね?白石さん。」
「????」
何が?
望月さんの謝る意味が分からない。
望月さんとは1度ファーストフード店で1時間程度ガールズトークをしただけでそれ程親しいというわけでは無い。
私からすれば距離を置くも何もそれ以前の問題だった。
「驚いた。
白石さんの従兄弟で婚約者って筧戸先生だったんだね。
パパが白石さんをとやかく言うけど私が説得しておいたから。」
望月さんの言い方が何だか恩着せがましくて対応に困る。
「あ、…ありがと……。」
「でもね、パパもママも高校生でホテル街を歩くような子とは距離を置きなさいって言うの。
だから…ゴメンね?白石さん。」
「????」
何が?
望月さんの謝る意味が分からない。
望月さんとは1度ファーストフード店で1時間程度ガールズトークをしただけでそれ程親しいというわけでは無い。
私からすれば距離を置くも何もそれ以前の問題だった。