忠犬ハツ恋
虹組さんの教室に1人ポツンと積み木で遊ぶ男の子がいた。
入園したてでまだ友達がいないのかも知れない。
先生が1人付き添ってあげている。
「ヒロム君、もうすぐママが迎えに来るからね?」
「うん!」
先生のその呼び掛けにドキッとした。
ヒロム君……?
茜ちゃんが翔真君の帰り支度をしている隙にその子の近くのロッカーの名前を覗く。
"ささき ひろむ"
そう書いてあった。
…この子は佐々木詩織さんの子供かも知れない。
「どうしたの?美咲。」
「ううん、ちょっと…。」
荷物をまとめていると翔真君の担任の先生が現れて、明日翔真君に持たせて欲しいモノの説明を受けた。
その時ヒロム君のお迎えが来たという他の先生の声がする。
「ヒロム君〜、ママがお迎えに来たよ。」
先生のその声にヒロム君は瞳を輝かせ、自分の荷物を引っ掴んで外へ掛けだして行く。
ヒロム君の後をこっそり追うと
いつかチラリと見た柔らかい雰囲気の女性がいた。
間違いなく佐々木詩織さんだった。
入園したてでまだ友達がいないのかも知れない。
先生が1人付き添ってあげている。
「ヒロム君、もうすぐママが迎えに来るからね?」
「うん!」
先生のその呼び掛けにドキッとした。
ヒロム君……?
茜ちゃんが翔真君の帰り支度をしている隙にその子の近くのロッカーの名前を覗く。
"ささき ひろむ"
そう書いてあった。
…この子は佐々木詩織さんの子供かも知れない。
「どうしたの?美咲。」
「ううん、ちょっと…。」
荷物をまとめていると翔真君の担任の先生が現れて、明日翔真君に持たせて欲しいモノの説明を受けた。
その時ヒロム君のお迎えが来たという他の先生の声がする。
「ヒロム君〜、ママがお迎えに来たよ。」
先生のその声にヒロム君は瞳を輝かせ、自分の荷物を引っ掴んで外へ掛けだして行く。
ヒロム君の後をこっそり追うと
いつかチラリと見た柔らかい雰囲気の女性がいた。
間違いなく佐々木詩織さんだった。