忠犬ハツ恋
授業中も茜ちゃんの事ばかり考えていた。
"産婦人科の前で周防さん大泣きしてた"
もし国生さんのいう事が本当なら……
茜ちゃんの今ある命を生みたいと言う希望は叶わなかった可能性がある。
その茜ちゃんの心細さは私なんかには計り知れない。
「はい!白石さん!!
次の問い5答えは?」
突然そう問われて思考を授業に引き戻された。
「えっ?えっと……。」
"n=3x+7"
隣から檜山君がコッソリ答えをくれた。
席を立ってその答えを丸々自分のもののように先生に返す。
「n=3x+7…です……。」
「正解!
じゃあ次、問い6を〜。」
席につきながら檜山君に小さくお礼を言った。
"産婦人科の前で周防さん大泣きしてた"
もし国生さんのいう事が本当なら……
茜ちゃんの今ある命を生みたいと言う希望は叶わなかった可能性がある。
その茜ちゃんの心細さは私なんかには計り知れない。
「はい!白石さん!!
次の問い5答えは?」
突然そう問われて思考を授業に引き戻された。
「えっ?えっと……。」
"n=3x+7"
隣から檜山君がコッソリ答えをくれた。
席を立ってその答えを丸々自分のもののように先生に返す。
「n=3x+7…です……。」
「正解!
じゃあ次、問い6を〜。」
席につきながら檜山君に小さくお礼を言った。