忠犬ハツ恋
「悪いと思ってんなら明後日ウチの店手伝え。」

「えっ?」

「明後日シャロンで結婚式の二次会が入ってるんだよ。絶対的に人手が足らない。
白石、手伝え。それで今回の失礼狼藉を忘れてやる。」

「えっ!でもウチ、バイト禁止……。」

「誰が金払うって?タダ働きだよ。バーカ。」

「そんなぁ、茜ちゃ〜ん。」

「日曜は私、部活だもん。私はムリ。」

茜ちゃんはその場から逃げた。

茜ちゃんを追って逃げようとすると、すかさず檜山君に首根っこを掴まれた。

「明日はちゃんと起こせよ。
俺が留年したらお前を後世まで祟る。」

………とんでもない人に目を付けられてしまいました…。
大ちゃん助けて…。
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