忠犬ハツ恋
システムをよく理解していないお母さんの代わりに私が受付をした。
「1時間でいいよね?」
「えっ?1時間?それじゃ短くない?」
「お母さん、2人しかいないんだよ?
1曲5分として12曲、お母さんどれだけ歌いたいの?」
「そっか……でももう少し時間欲しいなぁ。」
「…じゃあ2時間ね。」
受付でマイクとリモコンと部屋番号のカードを受け取り208号室を目指す。
他の部屋は高校生とか大学生とかばかりで、母娘で来てるのは私達だけだった。
部屋に着くとまず飲み物のメニューを開く。
「お母さん、何飲む?」
「飲み物?」
「歌ってると喉乾くよ。
ついでにピザ頼んでもいい?ここのマルゲリータ美味しいの。」
「へぇ〜、さすがねぇ。慣れてる。」
ピザとジンジャーエールとウーロン茶を待つ間にマイクのセッティングをして、お母さんにカラオケの分厚い本の見方を教えた。
「ここが歌手名、こっちが曲目。
ここに歌い出しも載ってるからね。」
「へぇ〜。」
「1時間でいいよね?」
「えっ?1時間?それじゃ短くない?」
「お母さん、2人しかいないんだよ?
1曲5分として12曲、お母さんどれだけ歌いたいの?」
「そっか……でももう少し時間欲しいなぁ。」
「…じゃあ2時間ね。」
受付でマイクとリモコンと部屋番号のカードを受け取り208号室を目指す。
他の部屋は高校生とか大学生とかばかりで、母娘で来てるのは私達だけだった。
部屋に着くとまず飲み物のメニューを開く。
「お母さん、何飲む?」
「飲み物?」
「歌ってると喉乾くよ。
ついでにピザ頼んでもいい?ここのマルゲリータ美味しいの。」
「へぇ〜、さすがねぇ。慣れてる。」
ピザとジンジャーエールとウーロン茶を待つ間にマイクのセッティングをして、お母さんにカラオケの分厚い本の見方を教えた。
「ここが歌手名、こっちが曲目。
ここに歌い出しも載ってるからね。」
「へぇ〜。」