忠犬ハツ恋
涙の月見うどん
これから大ちゃん家に行くと伝える為にとりあえず大ちゃんに電話した。
講義中かも知れないがその時は留守電に伝言を入れておけばいい。
けれど大ちゃんに電話は繋がらなかった。
"電源が入っていない"というアナウンスが流れる。
??
何かが変だった。
講義中でも大ちゃんは電源を切ったりしない。
もともと大ちゃんは講義に携帯を持ち込まない。バッグに入れっ放しなんだ。
だから電源を切ることは今までなかった。
そう言えばここ一週間届き続けた"今日は会える?"というメールも今日はまだ届いていなかった………。
どうしたんだろう?
何かあったのかな……?
妙な胸騒ぎがして私は一色先生の番号に電話をかけた。
一色先生は空き時間なのかすぐに電話に出てくれた。
「もしもし美咲ちゃん?
ちょうどよかった。電話しようか迷ってたとこ。」
一色先生の口調は苦笑いというか呆れた感じが滲んでいた。
「大ちゃん、何か…あったんですか…?」
「恋の病だよ。」
「恋の病?」
講義中かも知れないがその時は留守電に伝言を入れておけばいい。
けれど大ちゃんに電話は繋がらなかった。
"電源が入っていない"というアナウンスが流れる。
??
何かが変だった。
講義中でも大ちゃんは電源を切ったりしない。
もともと大ちゃんは講義に携帯を持ち込まない。バッグに入れっ放しなんだ。
だから電源を切ることは今までなかった。
そう言えばここ一週間届き続けた"今日は会える?"というメールも今日はまだ届いていなかった………。
どうしたんだろう?
何かあったのかな……?
妙な胸騒ぎがして私は一色先生の番号に電話をかけた。
一色先生は空き時間なのかすぐに電話に出てくれた。
「もしもし美咲ちゃん?
ちょうどよかった。電話しようか迷ってたとこ。」
一色先生の口調は苦笑いというか呆れた感じが滲んでいた。
「大ちゃん、何か…あったんですか…?」
「恋の病だよ。」
「恋の病?」