忠犬ハツ恋
檜山君はそんな私を優しく見つめ柔らかく笑った。
「そんなに固くなるな。
白石が嫌なら何もしねぇよ。」
檜山君に連れられ脱衣所へと向かう。
「鍵かけれんだろ?
開けるつもりないけど、心配なら閉めとけば?」
そう言って檜山君はリビングに去って行った。
………本当に檜山君に甘えて良かったんだろうか?
大ちゃんに対する当て付けみたいな感じで。
大ちゃんの事を許したい自分と許せない自分がいる。
でもだからって私も同じ事してもいいんだろうか?
何より檜山君は?
彼を酷く傷つける事になりはしないか?
私は……檜山君をどう思っているんだろう?
決して嫌いでは無い、それは分かってる。
でも…私は檜山君に大ちゃんの代わりを求めているだけなんだろうか…?
このまま行くと…きっと後戻り出来ない。
それだけは分かっていた。
「そんなに固くなるな。
白石が嫌なら何もしねぇよ。」
檜山君に連れられ脱衣所へと向かう。
「鍵かけれんだろ?
開けるつもりないけど、心配なら閉めとけば?」
そう言って檜山君はリビングに去って行った。
………本当に檜山君に甘えて良かったんだろうか?
大ちゃんに対する当て付けみたいな感じで。
大ちゃんの事を許したい自分と許せない自分がいる。
でもだからって私も同じ事してもいいんだろうか?
何より檜山君は?
彼を酷く傷つける事になりはしないか?
私は……檜山君をどう思っているんだろう?
決して嫌いでは無い、それは分かってる。
でも…私は檜山君に大ちゃんの代わりを求めているだけなんだろうか…?
このまま行くと…きっと後戻り出来ない。
それだけは分かっていた。