忠犬ハツ恋
「小・中と家庭教師してくれてた荒木って先生が今年から東野学習塾に就職した。
今、シャロンの賄いメシと引き換えにチョイチョイ教えてもらってる。
荒木センセの教え方が俺に合うんだろ?」
「そうなんだ……。」
その時電車が大きく揺れた。
「キャッ!!」
弾みで檜山君の体温が私に触れるから
私の心臓は激しく弾んだ。
大ちゃん以外の男性にこんなに接近する事は滅多に無い。
「悪い、大丈夫か?」
「平気!」
檜山君の吐息が私の耳をくすぐる。
早く駅に着いて欲しい……。
緊張と恥ずかしさで火照る顔を下を向く事で必死に隠し耐えた。
「お前さ、非通知いつ止めてくれんの?」
「え?」
今日のモーニングコールはちゃんと檜山君が起きるまでコールした。
でも番号は通知しなかった。
今、シャロンの賄いメシと引き換えにチョイチョイ教えてもらってる。
荒木センセの教え方が俺に合うんだろ?」
「そうなんだ……。」
その時電車が大きく揺れた。
「キャッ!!」
弾みで檜山君の体温が私に触れるから
私の心臓は激しく弾んだ。
大ちゃん以外の男性にこんなに接近する事は滅多に無い。
「悪い、大丈夫か?」
「平気!」
檜山君の吐息が私の耳をくすぐる。
早く駅に着いて欲しい……。
緊張と恥ずかしさで火照る顔を下を向く事で必死に隠し耐えた。
「お前さ、非通知いつ止めてくれんの?」
「え?」
今日のモーニングコールはちゃんと檜山君が起きるまでコールした。
でも番号は通知しなかった。