忠犬ハツ恋
玄関で俺と荒木先生は暫く待たされた。
荒木先生が恐縮して俺に謝る。
「すみません、筧戸先生。
ちょっと見るだけでいいって言ってるのに……。
あいつなんでこんなに時間かかってるんだろう?」
「いや、突然押し掛けた俺が悪い。
荒木先生が謝る事じゃないよ。
それより…ハチ公ちゃんって檜山の彼女?」
さっきから奥でボソボソと檜山と話す女の子の声が聞こえていた。
「いえ、圭太はクラスメイトだって言ってましたけどね……。
お〜い!圭太、いつまで待たせんだよ。
ハチ公ちゃ〜ん、上がるよ〜?」
荒木先生は檜山の了解を得ずに靴を脱いで部屋に上がり出した。
荒木先生が恐縮して俺に謝る。
「すみません、筧戸先生。
ちょっと見るだけでいいって言ってるのに……。
あいつなんでこんなに時間かかってるんだろう?」
「いや、突然押し掛けた俺が悪い。
荒木先生が謝る事じゃないよ。
それより…ハチ公ちゃんって檜山の彼女?」
さっきから奥でボソボソと檜山と話す女の子の声が聞こえていた。
「いえ、圭太はクラスメイトだって言ってましたけどね……。
お〜い!圭太、いつまで待たせんだよ。
ハチ公ちゃ〜ん、上がるよ〜?」
荒木先生は檜山の了解を得ずに靴を脱いで部屋に上がり出した。