忠犬ハツ恋
門扉に手を掛けると玄関の扉の前に腕組みした大ちゃんが立っていた。
「今のは?」
大ちゃんは顎で光太郎お兄さんの車を示した。
「茜ちゃんのお兄ちゃんに送ってもらっちゃった。
今まで茜ちゃん家で勉強してたの。」
「それなら俺に挨拶させなさい。お礼言わなきゃならないだろ?こんな遅くまでお邪魔して!」
「…ごめんなさい…。」
大ちゃんは玄関を開けると私を中へ誘導した。
「今日は会えないと思ってた。」
私が本音を言うと大ちゃんの勢いは半減した。
「代講終わらせてさっき着いた。
美咲がいないから焦ったよ。
いくら勉強と言ってももう少し早く帰宅しなさい。茜ちゃんのご家族にも迷惑をかけるだろう?」
「はい……。」
「今のは?」
大ちゃんは顎で光太郎お兄さんの車を示した。
「茜ちゃんのお兄ちゃんに送ってもらっちゃった。
今まで茜ちゃん家で勉強してたの。」
「それなら俺に挨拶させなさい。お礼言わなきゃならないだろ?こんな遅くまでお邪魔して!」
「…ごめんなさい…。」
大ちゃんは玄関を開けると私を中へ誘導した。
「今日は会えないと思ってた。」
私が本音を言うと大ちゃんの勢いは半減した。
「代講終わらせてさっき着いた。
美咲がいないから焦ったよ。
いくら勉強と言ってももう少し早く帰宅しなさい。茜ちゃんのご家族にも迷惑をかけるだろう?」
「はい……。」