忠犬ハツ恋
放課後日直だった私と茜ちゃんは2人して教室で日誌を書いていた。
「美咲は今日も大ちゃんにお弁当届けるの?」
「ううん、この間お弁当禁止令が出た。」
私より11歳年上の大ちゃんは進学塾の講師をしている。
塾の講師の仕事なんて夜が中心だから夕飯は滅多に家では食べられない。
だから私はお弁当を作って届けると言う尽くす妻の予行練習をしていたのに…。
「俺のメシの心配なんていいから、部活にでも入って高校生活を満喫すれば?」
大ちゃんはそんな事を言って私のお弁当作りを禁止してしまった。
でも今日は……
どうしても大ちゃんに届けたい。
大ちゃんの大好きなガトーショコラを昨日焼き上げた。
今日は婚約して一ヶ月記念日だった。
「美咲は今日も大ちゃんにお弁当届けるの?」
「ううん、この間お弁当禁止令が出た。」
私より11歳年上の大ちゃんは進学塾の講師をしている。
塾の講師の仕事なんて夜が中心だから夕飯は滅多に家では食べられない。
だから私はお弁当を作って届けると言う尽くす妻の予行練習をしていたのに…。
「俺のメシの心配なんていいから、部活にでも入って高校生活を満喫すれば?」
大ちゃんはそんな事を言って私のお弁当作りを禁止してしまった。
でも今日は……
どうしても大ちゃんに届けたい。
大ちゃんの大好きなガトーショコラを昨日焼き上げた。
今日は婚約して一ヶ月記念日だった。