忠犬ハツ恋
サクラさんの思惑通り二次会は初めからスムーズな盛り上がりを見せ、
新郎新婦を祝いながらゲスト同士も数組のカップルが出来そうな雰囲気だった。
サクラさんと私とで光太郎お兄さんの作った料理をテーブルまで運び、
檜山君はお兄さんを手伝いながらドリンク作りとそれぞれが忙しく動き回る。
新郎の友人だという司会進行役と上手く連携をとりながら二次会は順調に進んでいた。
「メイドさん、君、可愛いね。
名前何て言うの?いくつ?」
お皿を下げている時に突然そう問い掛けて来たのは今日の主役、新郎。
新婦は離れた所で招待客とお喋りに夢中だった。
「えっと…あの……。」
その時サクラさんが声を掛けて来た。
「ハチ公ちゃん、次、スープお願いね。」
「あ、ハイ!」
「へぇ〜、ハチ子ちゃん?今時珍しい名前だね?」
……ハチ子…、
訂正した方が良いのかな?と思いながらも何かどうでも良かった。
きっと二度と会う事も無いだろう。
笑顔で新郎に会釈してスープを取りに厨房へと戻る。
新郎新婦を祝いながらゲスト同士も数組のカップルが出来そうな雰囲気だった。
サクラさんと私とで光太郎お兄さんの作った料理をテーブルまで運び、
檜山君はお兄さんを手伝いながらドリンク作りとそれぞれが忙しく動き回る。
新郎の友人だという司会進行役と上手く連携をとりながら二次会は順調に進んでいた。
「メイドさん、君、可愛いね。
名前何て言うの?いくつ?」
お皿を下げている時に突然そう問い掛けて来たのは今日の主役、新郎。
新婦は離れた所で招待客とお喋りに夢中だった。
「えっと…あの……。」
その時サクラさんが声を掛けて来た。
「ハチ公ちゃん、次、スープお願いね。」
「あ、ハイ!」
「へぇ〜、ハチ子ちゃん?今時珍しい名前だね?」
……ハチ子…、
訂正した方が良いのかな?と思いながらも何かどうでも良かった。
きっと二度と会う事も無いだろう。
笑顔で新郎に会釈してスープを取りに厨房へと戻る。