忠犬ハツ恋
「おい!白石!!何、荒木センセより思い詰めた顔してんの?
お前の大ちゃんは事務員なんかに心奪われたりしないだろ?心配するなよ。
もし万が一心奪われたとしても事務員の方が高校生なんて相手にするか?」

檜山君はそう言って私の頭をグシャグシャに撫でるが、皆が勘違いしているだけに私の不安は少しも消えようとはしてくれなかった。

大ちゃん……何があったの…?
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