忠犬ハツ恋
「捕まったのが拓ちゃんで良かった。」
傘に打ち付ける雨の音にかき消されそうな声で檜山君が呟いた。
「知り合い?」
檜山君は少し歩みを緩めて話し出す。
「白石覚えてねぇの?
あいつお前がメイドした二次会の時の新郎だよ。」
「えっ?」
あの幸せの絶頂にあるはずの二次会の主役のクセに私の名前と歳を聞いてきたナンパな新郎。
二度と会う事はないと思っていたのに…。
「何を取引したの?」
そうなればあれだけアッサリ引き下がった取引の内容が気になる。
「お前のメイド姿の写メ。」
「は?」
傘に打ち付ける雨の音にかき消されそうな声で檜山君が呟いた。
「知り合い?」
檜山君は少し歩みを緩めて話し出す。
「白石覚えてねぇの?
あいつお前がメイドした二次会の時の新郎だよ。」
「えっ?」
あの幸せの絶頂にあるはずの二次会の主役のクセに私の名前と歳を聞いてきたナンパな新郎。
二度と会う事はないと思っていたのに…。
「何を取引したの?」
そうなればあれだけアッサリ引き下がった取引の内容が気になる。
「お前のメイド姿の写メ。」
「は?」