兄妹みたいな幼なじみの恋
「と言うわけでこれ以上は春人と…」

「るりこおめでと〜」

ムギュ‼︎

く、苦しいです万梨阿さん。

「やっと2人くっ付いたねおめでと〜」

「本当だよ全く」

え?え?え?え?

起こるかと思った春人を見てみると呆れたように笑う。

「ごめんね、るりこ。実はね私たちも言うことがあって」

「???」

万梨阿が春人にお願いして付き合わせたことを一通りの説明を聞いてやっと理解した。

「えっと…それじゃ…」

「るりこには悪いって思ったけど舜君とくっつけたからよかった!」

「そうだな」

「ごめんね2人に迷惑かけて、ありがとう」

「迷惑かけたのこっちだよ!」

「万梨阿〜」

「るりこ〜」

泣いて抱き合おうとしたら

「はい、そこまで。友情ごっこはまたあとで」

聞き覚えのある声。

振り返ると舜と春人が私たちを引き剥がしていた。

「おはよう舜。早いね」

「早いじゃねーよバカ!家に行ったらもう行ったって言うし。教室入ろうとしたら3人の話し声聞こえて聞いてたらそう言うことだったなのか」

「ごめんね、舜君」

「まぁー済んだことだしいいか。でも工藤!るりこに手を出すなよ!」

舜が言った言葉に私が赤くなった。
< 24 / 32 >

この作品をシェア

pagetop