101回目の呪い
しばらくしたら僕は中学校時代に元通り。
昼休みの時間はずっと男子が僕のカバンでキャッチボールをはじめる。
それのせいで僕のカバンは入学式から約2か月でボロボロに
清掃の時間になれば。
「お前、今から1歩も動くなよ!お前が歩くと床がよごれるんだよ!」
と笑いながらいってくる。
みんなからこうやっていわれるのはもう慣れている。男子の後ろでは女子がクスクスと笑っている これも中学生の時となんら変わりはない。
僕はもともとおとなしく静かな性格で、発言することが苦手だった。
勉強もできない運動もできない。
あれは、中3の体育祭。
中学校生活最後の体育祭だった。
もちろんみんながみんな優勝したいと強くおもっていた。
それは僕も変わらなかった。
僕のクラスの赤組は途中段階で2位だった。1位は青組。
最後の種目は、3年生全員リレーだった。