恋物語 3
私たちは手を繋ぎながらショッピングモールに向かった。
「ナナ?」
「はい。」
「いや…なんでも…ない」
少し照れくさそうに反対側を向く。
私たちは電車に乗ってショッピングモールに向かった。
一切話さない。
気まずい。
こんな私なのに緊張してくれた。
勝手にすっぽかしても追いかけて来てくれた。
「ナナ?着いたぞ?」
「あっ…はい。」
改札口を出てショッピングモールに向かう。
「先、飯食うか!何食べたい?」
「えっ?私はー…」
何にしようか…
あっ!
「オムライスがいい。」
「ぷっ。子供」
バカにするように笑うユウト。
「あっ。今、バカにしました!」
「してねぇよ。」
「絶対しました!」
笑ってるユウト。
「してねぇ。してねぇ。」
「しました!」
「いい加減やめろ。塞ぐぞ。」
やばい!
私はすぐに口をチャック!