恋物語 3
「えらい。えらい。」
ユウトは頭をポンポンとする。
すっごくバカにされてる気分なんだけど。
「じゃあナナの望み通りオムライス食べに行くか。」
「はい!」
やった!オムライス♪
「どれ食うの?」
お店に入ってメニューを自分の目の前で開いて見ていると、ユウトが前から除きこむ。
「これです。」
私が選んだのはオムライスの上にクリームソースががかかってる。
「うまいの?」
「おいしいですよ。」
「俺もそれにする。」
私たちは同じのを頼んだ。
「うまい。」
オムライスがきてすぐに食べるユウト。
「これはオススメです。私の。」
「今度自慢してやろ」
「誰にですか?」
「ダチ。」
うっ……。
一瞬吹きそうでした。
「と…友達に…じ…じ…自慢して…ど…ど…どうするんですか!」
「食べに来させる。」
なんという強制的なんでしょうか。
ユウトっていつも強制です。
私に告白して来た日も強制でした。
今はもういいんですけど…