夢の結婚 ……
第五章 過去の精算
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あれが…由美子……。


真紀は真人との思い出の公園で二人が楽

しそうに話している姿を見ていた。



「あの位置は私の……私が真人の…」


真紀は喉の奥が熱くなる感覚を覚えた。

これは嫉妬…

…いや、違う。


そもそも真人は私の隣にいたんだ。

他の誰かがいていい場所じゃない。

そう思った。




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